トレインチ自由が丘
- 期間
- 2022.11.2-
- 依頼主
- UDS株式会社
- 発注主
- 東急リニューアル株式会社
東急株式会社
- カテゴリ
- ランドスケープデザイン(造園設計) + 施工 / 造園工事, 植栽管理
2022年11月にリニューアルを迎えた、オープンモール型商業施設『トレインチ自由が丘』の外構植栽を手がけた。
駅からのアプローチは、昔ながらの日本の線路脇などの風景を意識し、線路脇などに自生している「エゴノキ」で「通り抜け」をつくり出した。素朴ながら日常的に『通る、通う』が楽しい、をコンセプトに設計した。この「エゴノキ」は、春から初夏にかけて無数の可愛らしい白い花が咲き、それらが実となり、やがては樹木のトンネルを潜りながら通り抜けを楽しむことができる。
施設中央の入口には2020年に閉館した商業施設『代々木VILLAGE by kurkku』からバトンを受け継いだ「バナナ」「ラフランス」「リュウケツジュ」「ナンジャモンジャ」を移植し、多様性を演出。
『中央のシンボルツリー広場』は代々木VILLAGE からやって来た高さ7.5mの1番大きなレッドウッドを中心に、計5本のレッドウッドをシンボルツリーとして配置した。
本プロジェクトは凝ったガーデンデザインや初期完成度、もしくは奇をてらったような仕掛けよりもサステナブルなポリシーを第一とし、他施設で不要になった植物たちを一手間かけて再利用したことや、最初から街に程よく馴染むことを優先した、素朴ながら暖かみのある外構計画となっている。