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石川県金沢市

期間
2023.03.23 -
発注主
株式会社家元
コラボレーター
奈良祐希
カテゴリ
ランドスケープデザイン(造園設計) + 施工 / 造園工事

石川県、富山県を中心にライフスタイルに合わせたオリジナルデザイン住宅を提案する株式会社家元の新社屋プロジェクトにおいて、植栽設計をプロデュースした。
金沢出身であり、本施設の設計をつとめた建築家の奈良祐希氏と共にコロナ禍前の2019年よりセッションを重ねた。
都市中心部に権威的で象徴的な「新社屋」設計を基本構想としてスタートした本プロジェクトは、コロナ禍を経て、自然豊かな郊外に立地する周辺環境を引き込んだ低層の「新社屋」として緩やかにコンセプトがシフトチェンジした。

そら植物園では回遊性があり地域に開かれた茶室露路空間に、株立と呼ばれる一つの株で地際からみきが数本立ち上がったような樹形の植物を選んだことで、限られたスペースながら森のように木々が立ち並ぶ空間を創出した。
樹種はサイドを建物に挟まれた緑道らしく耐陰性があり、初夏には椿に似た白い花を咲かせる凜としたシャラノキを採用し、環境にあった植物を提案した。
シャラノキは春の新緑、初夏の開花、秋の紅葉など四季の姿を楽しむことができる日本古来の樹木であり、
オフィスで働く人はもちろんのこと、併設されたカフェ&レストランの開放的な開口部から屋内からも四季を感じることができる。

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