日販王子流通センター
- 期間
- 2023.03.20 -
- 依頼主
- 日販グループホールディングス株式会社
- Thanks
- 日本緑化企画株式会社
- カテゴリ
- ランドスケープデザイン(造園設計), ランドスケープデザイン(造園設計) + 施工 / 造園工事, 植物卸販売 / プロダクト供給
日本における二大出版取次会社の一つ、日本出版販売株式会社の物流拠点の中枢を担う「日販王子流通センター」のリニューアルプロジェクトにて植栽計画をプロデュースした。
物流施設でのCo2排出量の削減や脱プラスチックに取り組み、また地域社会との交流を大切にするクライアントの要望をもとに、そら植物園では「環境に配慮した植栽セレクト」「安らぎの植栽とランドスケープ」「夜の空間を照らす灯り」「地域の人たちに愛される場」というポイントを大切にしながら、植栽計画において環境やコスト、工期スケジュールに対して新たなチャレンジを試みた。
植栽とランドスケープにおいては、訪れた職員が快適に過ごせるよう芝生を整えつつも、低木地被類は多肉植物で構成し、雨水だけで植物が自然と育ち、必要以上に人の手がかかることなく、余計な水資源を使うことがない有機的な仕組みとデザインを実現。
中高木の植栽としてセレクトされたポニーテールのような長い葉をもつ「トックリラン」も低木地被類同様に、必要以上に手がかからず、かつわずかな土厚でも成長する屋上という環境にふさわしい植物を設計に取り入れた。
また、夜間も稼働する工場だからこそ、昼だけでなく夜間に作業をされる方が一息つき、ゆったりとリラックスできるよう屋上空間の照明計画も工夫を凝らした。