アスクルオフィス
- 期間
- 2021.2.24 -
- 依頼主
- アスクル株式会社
- 発注主
- 株式会社2100
- カテゴリ
- ランドスケープデザイン(造園設計) + 施工 / 造園工事
自社の社員はもちろん、エージェント、メーカーといった数多くのパートナーが行き来するアスクルのオフィスに相応しく、その共存関係を「森の生態系」に見立て、多様性ある森のような緑化計画のプランニングから実装までを担った。クリエイティブエージェント株式会社2100のディレクションのもと、「明日の地球を意識する、新しいアスクルの向かうべきパーパスをオフィスエントランスで体現したい」というミッションを、実際の樹種やレイアウト、ボリュームに落とし込み、最終的に木性シダを中心とした森を形成する主木に様々な中低木や地被類が着生し、支え合い共存する森の実現に成功した。
仕入れた観葉植物をただ並べるだけの予定調和な緑化ではなく、対荷重、耐陰性はもちろん水漏れや病害虫などのあらゆる要素を軽やかにクリアし、メンテナンスが容易ながらもコンセプチュアルな植栽計画となっている。また、エントランスのフォレストゾーンの他、オフィス全体に、交流の場には季節の一木を楽しめるパークゾーン、個人ブースには緑量の多いジャングルゾーン、休憩場所には街角のカフェのような緑化のクロッシングゾーンなどを設けた。さらには、社内でエンゲー部(園芸とエンゲージメントの意)を立ち上げ、西畠清順やそら植物園スタッフと共に実際の搬入から制作、その後のメンテナンスまでを担い、社内のコミュニケーションの在り方やこの時代の考えるべきオフィスの意義の在り方を導く理想的なモデルとなっている。
エンゲー部 公式インスタグラム:askul_engei