ところざわサクラタウン
- 期間
- 2020.11.6 -
- 依頼主
- 株式会社KADOKAWA / 公益財団法人角川文化振興財団
- Thanks
- 松岡正剛 / 荒俣宏
- カテゴリ
- プロジェクト プロデュース / ディレクション / アドバイザリー, ランドスケープデザイン(造園設計) + 施工 / 造園工事
緑豊かな武蔵野の地から世界に発信するクールジャパンの拠点として、KADOKAWAグループが手掛けた巨大な複合商業施設における造園の設計施工を手掛け、外構計画を主としたコンサルティング業務もおこなった。
角川武蔵野ミュージアムを手掛けた隈研吾氏、その館長である松岡正剛氏、アドバイザーである荒俣宏氏等をはじめとして足掛け5年に渡る協議を経て造園工事に着手。敷地に鎮座する武蔵野坐令和神社の周囲に広がる緑地には命の源を表す水の流れをつくりそれを見守るような一本桜と名付けた巨大なベニシダレザクラを植樹。
広場のシンボルツリーはクリスマツリーになる樹齢約200年のコウヤマキの植樹に成功した。敷地西側には二十四節気で折々の花や実をつける季節の小径を、南側の緑地には周辺住宅地とのパーテーションも兼ねてドングリとクリの森を、広い屋上の緑地には省管理型のランドスケープデザインを創出。メインストリートにはところざわサクラタウンと言う名の通り、全長約220mにも及ぶ長寿のシダレザクラの並木を作り千人テラスからも眺めれるようになっている。また、KADOKAWAの創業者である角川源義氏を記念した源義庭園には「ロダンの首 泰山木は 花得たり」の句碑に合わせて泰山木のシンボルツリーと矮性種のタイサンボクの生垣を施すなど、敷地全体に散りばめられた中高木約500本は全て細部までコンセプトと生育条件にこだわり、不易流行を経営理念として掲げるKADOKAWAグループの精神を引き込んだ唯一無二の植栽計画となった。
ところざわサクラタウン 公式HP : https://tokorozawa-sakuratown.jp/