そら植物園株式会社 専務取締役
西村 栄造Eizo Nishimura
1952年5月11日生まれ。福岡県出身。
早稲田大学を経て、西表炭鉱史等八重山の歴史や琉球弧の民俗に関心を抱き、本土返還後の間もない沖縄の八重山の波照間島へ渡る。当時は本土に電話するにしても石垣、那覇経由で数時間を要し、生活水も天水を専ら利用していた状況であった。
その後福岡県庁に入庁、福祉、税務、環境・エネルギー、労働、企画など幅広い分野に携わる。特に税制を活用した産業廃棄物の排出抑制、リサイクルを推進する制度設計に5年間取り組み、環境経済学の第一人者といわれる京都大学経済学部長(当時)の植田和弘氏に師事、京都大学および東京大学の指導を仰ぎながら九州各県に産業廃棄物税の共同条例の一斉導入を図った。さらに、森林環境税創設にも取り組んだ。
福岡県の企画地域振興部長を最後に、行政の分野から文化庁所管の九州国立博物館の副館長という文化の分野に転進。百済展やベトナム展、タイ展など九州独自の企画展に奔走しつつ、中国四川の成都をはじめ韓国、ベトナム、タイ、ミャンマーなどアジア各地との学術交流協定の締結を推進し、文化の交流を図った。
九州国立博物館のランドスケープを西畠清順に依頼したことが転機になり、長い官庁暮らしを終え、2018年「そら植物園」に入社。周囲を大いに驚かせた転身だったが、『ひとの心に植物を植える』というコンセプトに大いに共感して「そら植物園」という船に乗り込んだ。
その後ステージ4の癌を患うも復帰。スタッフみんなの温かな理解と協力に支えられて、現在に至っている。
今、「ありがとう」というスタッフへの感謝の気持だけがすべて。
西村栄造のコラム:https://from-sora.com/column/category/column/
2005.4 | 福岡県庁 総務部 税務課長 |
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2008.4 | 福岡県庁 新社会推進部 次長 |
2010.4 | 福岡県庁 福祉労働部 労働局長 |
2011.5 | 福岡県庁 企画地域振興部 部長 |
2013.4| | 独立行政法人国立文化財機構 九州国立博物館 副館長 兼 |
2018.4 | 福岡県アジア文化交流センター所長 |
2018.6 | そら植物園 (株)顧問・相談役 |
2019.10 | 日本緑化企画(株)取締役 |
2020.3 | そら植物園(株)専務取締役 |
2023.5 | 令和5年度 春の叙勲『瑞宝小綬章』受章 |
2023.5 | 瑞宝小綬章 受賞 |
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