建築家・陶芸家 奈良祐希設計の「Node (株式会社家元 新社屋)」オープニングレセプションに西畠清順が登壇します。
建築デザイン事業を展開する株式会社EARTHEN(本社:石川県金沢市)による「Node(株式会社家元 新社屋)」(地上 2 階建て)が2023年3月に竣工いたします。
竣工に伴い報道関係者向け内覧会と合わせて開催される「Node (株式会社家元 新社屋)」オープニングレセプションに本施設を設計した、建築家であり陶芸家の奈良祐希氏と共にそら植物園代表・西畠清順が登壇いたします。
「Node」は株式会社家元の新社屋プロジェクト。コロナ禍の始まる以前の2019年から立ち上がった本計画。当初は都市中心部に権威的で象徴的な「新社屋」設計を基本構想としてスタートしましたが、コロナ禍を経て、自然豊かな郊外に立地する周辺環境を引き込んだ低層の「新社屋」として緩やかにコンセプトがシフトチェンジしていきました。1階は全て「シェア」概念を内包した空間です。(中略)地域に開かれた「緑道」や「路地」を介して、社会と繋がるコミュニティスペースとして機能します。2階は企業オフィススペース。(中略)2つの性格の異なるオフィス空間を「パッサージュ(渡り廊下)」が緩やかに繋げていきます。
株式会社EARTHEN・プレスリリースより
そら植物園では回遊性ある茶室露路空間を拠り所に「Node」の植栽設計を担当しました。
地域にも開かれた緑道には耐陰性があり、初夏には椿に似た白い花を咲かせるシャラノキを採用し、環境にあった植物を提案。
また、株立と呼ばれる、一つの株で地際から幹が数本立ち上がったような樹形を選んだことで、限られたスペースながら森のように木々が立ち並ぶ空間を創出しました。
「Node」はプライベートオフィスだけでなく、社会に開かれたコミュニティスペースとしての機能を内包しており、シェアギャラリーやシェアカフェだけでなく、パブリックオフィスの利用も可能となる
コロナ禍を経た、次世代型シェアオフィスとして新しい建築イメージの提案です。
建築家・陶芸家 奈良祐希
1989年石川県金沢市生まれ。2013年東京藝術大学美術学部建築科卒業、2016年多治見市陶磁器意匠研究所修了。2017年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻首席卒業、北川原温建築都市研究所勤務を経て、2021年よりEARTHEN主宰。 陶芸分野では、Art Basel / Design Miami(スイス)、TEFAF(オランダ)、SOFA(アメリカ)などに招待出品。主な受賞歴に金沢世界工芸トリエンナーレ審査員特別賞(2017)、Pen クリエイターアワード(2021)。作品は金沢21世紀美術館(石川)などに収蔵されている。
「Node」に関するプレスリリース(株式会社EARTHEN)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000118279.html
■イメージパース
■建築物概要
用途 : 事務所、一部店舗( 飲食店)
敷地面積 : 456.59㎡
建築面積 : 317.54㎡
延床面積 : 473.52㎡
構造・規模 : 木造2階建て
施主 : 羽田和政/ 株式会社家元
建築 : 奈良祐希 / 株式会社EARTHEN
構造 : 大野博史/ オーノJAPAN
外構 : 西畠清順/ そら植物園
施工 : 株式会社家元
竣工日 : 2023年3月24日予定