これはまだまだほんの一部です。



 

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流通している樹木を図面に落とすだけのシステムだから、日本の都市の街路樹はつまらなくなるのは当然だ。

そこに哲学もなければアイデンティティもない。本当はそろそろ街路樹の樹種も見直さなければならない時代にきているのだと思う。だって、街路樹に推奨する基本的な樹種って明治時代にある程度選定されてからもうずっと変わってないからね。こんなにも外来の野菜や花や植木を取り入れている国が、なぜそこだけ遅いのかな、と思う。

今回の街の街路樹は、街を歩いていると驚くべきことに、一本一本違う木になっている。これは7種類の常緑樹(暴風植栽)をとある規則に則って植栽してそう見せているのだけれど、行政やさまざまな関係者の方々の理解を得るのに2年かかったが、デベロッパーさんも、デザイナーさんも設計会社さんもゼネコンさんも造園会社さんもありがたいことに、本当に心ある方々に尽力いただいて実現しているのだと思う。本当に意味ある計画であり、日本の緑化の未来になにかしらの影響を与えればいいなと思う。

それから、街路樹がなぜ同じ種類の木じゃないといけないのかという原点、そして自然の森も庭づくりもいろいろな木が共存しているのに、同じ種類が同じピッチで並んでいるほうが不自然だということが心にのなかにあって、もっと有機的な街にしたいと思った。そしてそれとともに、今回の計画で明治時代に選定された木が一番管理がしやすくて無難だと思っている人へのラブレターになればいいなと思っている。

 

 

都内最大級の街づくりの計画にたずさわらせてもらってもう2年。すこしづつ、すこしづつ形になってきた。

これから春にかけて植えられる7000本の木々は、おれが死んでもおれが植えた木はずっと残るわけで、そう思うとそこに住まうひとの未来や生活にどれだけ寄り添って考えれるかが重要だと思ってやってきた。

先日は、ゴッホが愛してやまなかった巨大なイトスギを、街のなかにつくる公園のひとつにたくさん植えた。また、交差点にはオリーブ巨木を。

2000人ちかくの作業員さんが毎日働く現場で、もの言わず植えられたオリーブを見て、ちょっと誇らしく見えた。

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photographs by Ena Yanai

 

 

 

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photographs by Ena Yanai

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